今朝のニュースでは、「今日の天気は晴れのち曇り。傘は必要ないでしょう♪」と言ってたのに、
午後から予報外れの雨が降ってきた・・そんなお昼休みのこと。【ナレーション風】


瑛斗(心の声)：雨・・。う～ん・・・何して過ごそう。
　　　　　　　　　いつもは裏庭でごはん食べてひなたぼっこして・・


春：みーなみーん♪バスケしにいこー！

南：おーう、いーよー！

瑛斗(心の声)：あ、南くんと南くんのグループの人たち・・今日も元気だなぁ。

南：負けた奴らジュースおごりなー＾＾

春：みなみん強気だねー♪

蒼：おまえそんなこと言っちゃっていいわけー？

南：うん。だって俺 負けねーしｗｗｗ

瑛斗(心の声)：バスケか～、懐かしいなぁ。
　　　あ、そうだ、図書館行こうかなぁ。ちょうど気になってる本あったし。

蒼：じゃあ俺とおまえ敵チームな！

南：おうっ、いいぜ！
　　なんたって俺のチームにはバスケ部エースの滝さまがいるからなー☆

滝：え？

蒼：おいっ、南おまっっ・・何勝手にメンバー決めてんだよ！！

春：まぁまぁ、あおりん♪それより早くいこー♪

滝：いこー

瑛斗(心の声)：いってらっしゃい。・・さて、俺も図書館、図書館、っと。

南：あっ！ちょっとたんま！

南：なぁっ！みうらー！！

瑛斗(心の声)：ミウラ？？えっ？俺・・！？

南：みんなでバスケやるんだけどお前も来ないっ！？

瑛斗：・・・・・・・・・・・・

（ど、どうしよう・・・）

蒼：おい、南・・

南：無理にとは言わねーけどさっ！どう？

瑛斗：・・・・・・用事・・あるから・・・

南：あー、そっか！りょーかい♪じゃあ仕方ねーな！

春：みなみん早くー♪

南：おう！

瑛斗(心の声)：ふぅ・・（←安堵の息

南：あ、三浦っ！用事済んで暇だったら来いよー！俺たち体育館いるからさ！

瑛斗：・・・・・・


そう言い残し、教室を出ていく南くんの方を見ることも出来ず、

ありもしない用事を済ませる為に俺はそっと席を立った・・・。